ハクセンシオマネキ

はさみあし(とく)ちょうがあります。
オスだけが、左右(さゆう)どちらかののはさみあしが(おお)きくなります。オスはこの(おお)きなはさみあしを上下(じょうげ)(うご)かして、まるで「おいでおいで…」をしているような動作(どうさ)をします。
これは、
① 求愛(きゅうあい)行動(こうどう)(けっ)こん相手(あいて)を大きなはさみあしを使(つか)って()ぶ。)であったり、
② なわばり宣言(せんげん)であったり だと(かんが)えられています。

メスのはさみあしは、()がたで左右(さゆう)(おな)(おお)きさをしています。

からだの大きさは、(こう)らのはばが3㎝くらいです。
河口(かこう)干潟(ひがた)巣穴(すあな)をほって生活(せいかつ)をしています。(しお)()くと、干潟(ひがた)()て、えさを()べます。メスは左右(さゆう)のはさみあしでえさをはさんで()べますが、オスは(ちい)さいほうのはさみあしでえさを()べます。

オスは、巣穴(すあな)(はい)(とき)は、(おお)きなはさみあしを(うえ)にして(あな)に入ります。

細長(ほそなが)()びた()は、とてもよく、20メートルはなれていても人影(ひとかげ)(とり)など(うご)くものがあると、さっと(うご)いて巣穴(すあな)へかくれます。干潟(ひがた)(ある)く((はし)る?)(はや)さもハイスピードです。

 

熊本大学理学部(くまもとだいがくりがくぶ)合津臨海実験所(あいづりんかいじっけんしょ)(げん) くまもと水循環(みずかんきょう)減災(げんさい)研究(けんきゅう)教育(きょういく)センター沿岸環境部門(えんがんかんきょうぶもん))におられた山口隆男(やまぐちたかお)先生の研究(けんきゅう)によると、
オスの大きなはさみあしは、何かの理由(りゆう)でとれてしまうと、
小さいほうのはさみあしが巨大化(きょだいか)するのだそうです。
小さいほうのはさみあしがとれてしまうと、あらたに、小さいはさみあしができてくるのだそうです。
なんだかわくわくしますね。